2012-01-01から1年間の記事一覧
Understories by Tim Horvath (2012, Bellevue Literary Press) 著者の初の短篇集。創作指導の講師、カウンセラーとして務める傍ら、年2回刊行の文芸&フォトZine Camera Obscura Journalのエディターとしても活動する小説家だ。Conjunctions誌やDIAGRAM誌…
The Universe in Miniature in Miniature by Patrick Somerville (2010, Featherproof Books) 新鋭作家の集うfeatherproof Booksより刊行された短篇集。限定版はモビールになる表紙つき! (from http://www.featherproof.com/Mambo/index.php?option=com_co…
Tunneling to the Center of the Earth by Kevin Wilson(2009, Harper Perennial) 2011年に初の長篇THE FAMILY FANGが大当たりし、さっそく映画化の話も飛び出した作家Kevin Wilsonは、この短篇集でシャーリイ・ジャクスン賞*1と米国図書館協会のアレック…
下記は2012年4月15日・16日につぶやいたもののまとめ。 アメリカ文学の暗黒の新星Blake Butlerの長編There Is No Yearをけさ読み終わる。三人家族が新しい館にひっこしてきたら奇妙なことが頻発するという話で、ホラーっぽいが筋も解決の手がかりもなにもな…
There is No Year (2011) by Blake Butler (Harper Perennial, 2011) ちょうど二年前(ギャー)にもBlake Butlerの短編集について書いたが(→http://d.hatena.ne.jp/granit/20100419)今回は約一年前(ギャー)に刊行された長編について。長編といっても、ご…